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【NASの選び方】SynologyとQNAPを比較

まえおき

わが家ではAppleのTime CapsuleNASとして使っています。 2013年に購入して、気付いたら6年も使っていました。

これだけ使っていると以下の問題が問題が浮上してきます。

  • そろそろHDDが壊れそう
  • 容量が足りない
  • バックアップがちゃんとできていない

ちなみに、Time CapsuleはHDD交換をやろうと思えばできるのですが、 ちょっと難易度が高いのでやりたくないです。

なので、今回は新しくNASを買おうと思います。 予算は3万円程度です。

今回、調べたことをまとめました。

NASメーカーの選定

とりあえず価格.comで人気のNASを見てみました。

最近のNAS事情に疎いですが、どうやらSynologyとQNAPが人気のようです。

調べてみると、アプリを入れていろんなことができるようになっていて驚きました。 最近のNASは、ただのファイルストレージという使い方ではなくなっているようです。

SynologyとQNAP以外の製品はあまり興味がわかなかったので、 この2つメーカーに絞って比較をしていきます。

ハードウェア比較

候補として3機種をピックアップ。

[table id=5 /]

※全てではなく主要な項目で比較しています。

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[itemlink post_id="3854"]

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ソフトウェア比較

個人的に気になった部分だけの比較です。

[table id=6 /]

サードパーティ製のアプリが使える

調べていくと、どうやらサードパーティ製のアプリが使えるようです。ちょっとおもしろそうです。 アプリの数がかなりあるので、できることの幅が広がります。

Synology https://synocommunity.com/

https://www.synology.com/ja-jp/knowledgebase/DSM/tutorial/Service_Application/How_to_install_applications_with_Package_Center#t2.2

QNAP https://www.qnapclub.eu/en

https://youtu.be/S3kPxk5anLQ

QNAPはUSB-DAC接続ができる

以下ブログでやっている人がいました。おもしろそう。

http://bisonicr.ldblog.jp/archives/55514507.html http://www.hifido.co.jp/merumaga/osu/171020/index.html

正直、この機能を使いたいがためにQNAPを買いそうになりました。

アレクサが使える

これはSynologyとQNAPどちらも一部のアプリで使えるようです。

Synology https://www.synology.com/ja-jp/knowledgebase/DSM/tutorial/Multimedia/How_to_enable_Audio_Station_skill_on_Amazon_Alexa QNAP https://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/shimizu/1067999.html

デモサイトでお試しすることをオススメします

ありがたいことに、それぞれデモサイトがあります。 実際にOSやアプリなどを触って体験した方が話が早いです。ちなみに無料です。

Synology ライブデモ https://demo.synology.com/ja-jp/dsm

QNAPオンラインデモ https://www.qnap.com/ja-jp/live-demo/

HDDの選定

HDD選びも難しいところです。

ネット上ではNAS向けHDD「Western Digital Red」が良いというのを散見します。

しかし、僕は安くて大容量コスパ重視で行きます。 もはや最近は性能を重視していません。どれも誤差レベルでほぼ同じだと思っています。

HDDは消耗品。いつか必ず壊れる。

Western Digital Red」を批判するわけではないです。 もちろん、お金があれば「Western Digital Red」を買います。信頼性が高いので。

しかし、安いHDDも信頼性の高いHDDも、いつか必ず壊れるときが来ます。 それが1ヶ月後なのか、3年後なのか、10年後なのか…。

HDDは消耗品という扱いだと思っているので、 壊れたら買い替えようという気持ちでいます。

RAIDは必要なのか?

結論から言うと、個人レベルでの用途の場合は必要ないと思います。

とりあえず、以下URLが参考になるのでご覧ください。

RAIDの基礎知識
正直、メリットよりデメリットの方が多いと思っています。
僕の見解を書いておきます。

ディスクが故障してアクセスできない時間(ダウンタイム)を許容できるかどうか

前提として、僕の場合、NASを使うのは自分一人だけです。 使うとしても、平日の夜と、休日ぐらいです。

なので、もしHDDが故障してNASにアクセスできなくなったとしても、そんなに困ることはありません。 必要なデータはクラウドに保存してあるので。

複数人でNASを使っている場合だと困るかもしれませんが。

ダウンタイムを許容できるかどうかで、RAIDの必要性が変わってくるのかなと思います。

RAIDコントローラが故障するリスクがある

たいていRAIDの教科書的な説明では、ディスクの方にしかフォーカスされていません。 つまりRAIDコントローラが故障しない前提です。

エンタープライズ向けのNASは別ですが、 個人向けのNASRAIDコントローラが冗長化されている製品はほとんどないと思います。

ディスクが無事でも、RAIDコントローラが故障すればアクセスできなくなります。

昔、自作PCRAIDを組んでいた時期があります。 ある日突然、BIOS画面でRAIDに関するエラーが出ました。 RAIDコントローラが故障したのか、設定が吹っ飛んだのかわかりませんが、結果的にHDDのデータは失いました。

このような経験もあるので、RAIDコントローラが故障するリスクはあると思います。

ディスク交換に伴う二次災害が発生する可能性がある

仮に、RAIDを組んで運用していたとします。 ディスク1本が故障し、新しいディスクに交換したとします。

新しいディスクが挿さると、リビルドが開始されます。 このリビルドでデータの読み書きが大量に発生するので、他の既存ディスクが酷使されます。

もし、既存ディスクの寿命があと少しだった場合、 最悪とどめを刺す可能性があります。

RAID6なら別ですが、基本的にRAIDはディスク2本死んだらデータを失います。

お金が掛かる

やはりRAIDはお金が掛かります…。 RAID1なら最低ディスク2本必要です。金額: 約16,000円。(1本8,000円として計算) RAID5なら最低ディスク3本必要です。金額: 約24,000円。(1本8,000円として計算)

お財布と相談してください。

SynologyとQNAPどっちがいいんだ問題

総合的に見るとほとんど差がないように思えます。 どちらも一長一短があったり、 調べていけばいくほど、よくわからなくなってきます…。

どちらが優れているのかという問題ではなく、 設計思想の違いだったり、個性だと思っています。

デモサイトがあるので、実際に触ってみて、好きな方を選べばいいんじゃないかなと思います。

結局、今回は何を選んだのか

  • 予算3万円程度
  • RAIDを組まない(1ベイでよい)
  • HDDは4TB以上

ということで、 NASはSynology DiskStation DS118にしました。(2019/04/09時点 15,450円) やはりシンプルな構成にするのがいいかと思います。

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HDDはSeagateの8TBを選びました。(2019/04/09時点 16,170円) これが一番安くて大容量だったので。

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合計31,620円

これらはまたレビューしたいと思います。